アメリカ空軍は、2015会計年度でU-2S偵察機を退役させ、RQ-4グローバルホークで代替する方針を渋々受け入れる模様です。Air Force Timesが2014年9月21日に報じています。
アメリカ空軍は、一時はグローバルホークのような大型無人機を退役させる方針を持っていましたが、その後のノースロップ・グラマンやグローバルホーク・クルーの努力により経費削減が功を奏し、U-2Sを退役させてRQ-4が代替する方針に転換しました。
しかし、グローバルホークはU-2Sが搭載する偵察機器すべてを搭載しているわけではありません。アメリカ空軍航空戦闘軍団(ACC)司令官のマイク・ホステージ大将は「グローバルホークがU-2Sの能力の90%を得るには8年かかる。我々はU-2Sを犠牲にして最善を尽くすしかない」と話しています。