ボーイングの787 ZA004、世界初「グリーンディーゼル」でフライト

ボーイングの787 ZA004、世界初「グリーンディーゼル」でフライト

ニュース画像 1枚目:左エンジンにグリーンディーゼルを給油
© Boeing
左エンジンにグリーンディーゼルを給油

ボーイングは2014年12月3日、世界で初めて「グリーンディーゼル」を使用したフライトを実施したと発表しました。

地上の交通機関で使用されている持続可能なバイオ燃料「グリーンディーゼル」を使用した世界で初めての飛行で、12月2日にフライトしました。燃料はグリーンディーゼルが15パーセント、化石燃料が85パーセントの混合で、「ecoDemonstrator787」として各種試験を行っているボーイングの787テスト機ZA004で実施されました。

ボーイングでは、グリーンディーゼルは開発を手がけている航空バイオ燃料の中で、手頃な価格で、もっとも利用しやすい燃料だとしています。商業機で運航するため、グリーンディーゼルを利用したフライトのデータを分析、顧客に提供し、航空業界で環境目標の達成に向けた支援を行うとしています。

持続可能なグリーンディーゼルは植物油、廃食用油、廃棄物の動物性脂肪から作られており、ボーイングは航空バイオ燃料と化学的に類似しているであることを突き止めています。これを受け、今回のテスト飛行となりましたが、従来のジェット燃料と同じように飛行出来るか、また開発を進める777Xなどでも使用できるかなどの研究も進めていくとしています。

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