GEアビエーション、777X「中枢神経系と脳」を受注 CCSとEAFRを供給へ

GEアビエーション、777X「中枢神経系と脳」を受注 CCSとEAFRを供給へ

ニュース画像 1枚目:GEアビエーション 集中コンピュータシステム
© GE Aviation
GEアビエーション 集中コンピュータシステム

GEアビエーションは2014年12月15日、ボーイングが開発を進めている777Xの集中コンピュータシステム(CCS:Common Core System)と高性能飛行中フライトレコーダー(EAFR:Enhanced Airborne Flight Recorder)を供給する契約を締結したと発表しました。GEアビエーションは、787にもこのアビオニクスを提供しており、同社は「大きな成功だ」とコメントしています。

特に今回の777Xでの採用により、787とあわせて民間機、軍用機のアビオニクス向けの開発費をより手頃な価格に下げることができるとしています。また、EAFRはフライトデータとコックピット内のボイスレコーダーを統合した装置で、787に続いての採用となり、CCSのアビオニクスのフライトにおける「中枢神経系と脳」の役割とあわせ、777Xの操縦で重要な役割を担います。

777X向けの最新のシステム技術は、GEのミシガン州グランドラピッズのフライトレコーダー、イギリスのチェルトナムの遠隔データ・コンセントレータとそれぞれの施設で開発が進められています。

777Xは現在、その設計が進行中で、2017年に生産を開始し、初号機は2020年に引き渡しされる計画です。ボーイングはすでに、ルフトハンザドイツ航空、エティハド航空、カタール航空、エミレーツ航空、全日空(ANA)、キャセイパシフィック航空から300機の受注、またはコミットメントを獲得しています。

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