ピラタスの設立からちょうど75年目にあたる2014年12月16日、これを記念してPC-12の特別塗装機が公開されました。スイスのルツェルン生まれのアーティスト、ハンス・エルニさんによるデザインで、PC-12NGデモ機に描かれました。
1905年生まれのハンス・エルニさんは105歳で、ピラタスの75年すべての歴史を見守ってきた数少ない方です。エルニさんは1946年にパイロット免許を取得し、航空への造形も深いアーティストです。
特別塗装機はロイヤルブルーをベースに、白馬、平和の鳩、ペガサスの描かれています。この動物たちは、PC-12の飛行特性を強調するものとして描かれています。このPC-12NGの製造番号1515には12月16日、ハンス・エルニさん自身が署名を行い、PC-12の飛行機として、そして芸術作品としても非常にユニークなものとなりました。
署名式にあわせ、エルニさんは「これまで多くの特別な機会を与えられてきましたが、世界中で飛ぶことができる飛行機への作品ができるとは考えてもいなかった!これは誇りだ」と喜びを表しています。ピラタスもこれを受けて、スイスの航空機メーカーとして非常に光栄だと賛辞を表しています。