ボンバルディアは2014年12月19日、アメリカ・ミシガン州ウォーターフォードを拠点とするIFLグループがCRJ-200貨物機を取得する契約を締結したと発表しました。ボンバルディアのCRJを貨物機として運航するのはこれが初めてです。
新たに導入するCRJは、エアロノーティカル・エンジニアリング(AEI)が貨物機への改修を行います。AEIはCRJ100、CRJ200旅客機の貨物機改修で追加型式証明(STC)を取得しており、AEIはこの貨物機をCRJ200SF、またはCRJ100SFのプロダクト名で展開していきます。
ボンバルディアはCRJ200の貨物機改修について、中古機の市場で新たなニーズをつかむことができ、大いに注目しているとしています。AEIの貨物機改修では、256センチメートルと223.5センチメートルの8パレット構成で、積載量は6,731キロです。IFLグループは北、中南米、カリブ海で航空貨物を運航します。
なお、同グループはリージョナル路線の運航で高い信頼性のある機材は、オンタイム運航が不可欠な航空貨物輸送でも、引き続き継続されると確信していると新たに導入する機材への期待をコメントしています。
同社はファルコン20、コンベア580、コンベア5800、727-200で貨物機を運航しているほか、ファルコン20をフォードやジェネラル・モーターズ向けにチャーター便を運航しています。