2015年の航空旅客、羽田拡張の効果継続 LCCで台湾や東南アジアが人気

2015年の航空旅客、羽田拡張の効果継続 LCCで台湾や東南アジアが人気

旅行会社ジェイティービーは、2014年12月18日、2015年の旅行動向見通しを発表しました。これによると、総旅行人数は前年から1%増の3億730万人、このうち国内旅行者は2億9,030万人、海外旅行者は1,700万人と推計しています。外国人旅行者は引き続き好調を維持する見通しで、13%増の1,500万人としています。

このうち、航空関連では羽田空港のハブ機能強化で、首都圏以外からも海外へ行きやすくなり、2014年の羽田拡張の効果は引き続き2015年も継続するとしています。また、成田国際空港に格安航空会社(LCC)専用の第3旅客ターミナルビルの完成で、LCCの利便性が向上し、気軽に海外へアクセスできるようになると見込んでいます。

2015年の主なLCCの就航予定では、バニラエアが2015年2月1日から成田/高雄線、香港エクスプレスが2月6日から成田/香港線を増便、ジェットスター・ジャパンが2月28日から関空/香港線、ノックスクートが3月1日から成田/バンコク線、セブパシフィック航空が3月26日から成田/セブ線、さらに台湾LCCのVエアーが2015年前半にも成田/台湾間で就航を予定しています。

また、2014年7月に締結された日豪経済連携協定をうけ、カンタス航空が2015年8月に羽田/シドニー線を就航し、日本/オーストラリアを結ぶ路線を週7便から週14便に倍増させ、全日空(ANA)も羽田/シドニー線を計画しています。こうした動きから、台湾、ベトナム、シンガポールなど東南アジア行きの人気が継続し、オーストラリアのビジネス需要の増加も期待できるとしています。

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