エア・アラビア、ヨルダンのペトラ・エアラインズと提携 新拠点を展開

エア・アラビア、ヨルダンのペトラ・エアラインズと提携 新拠点を展開

ニュース画像 1枚目:ペトラ・エアラインズとエア・アラビアの幹部
© Air Arabia
ペトラ・エアラインズとエア・アラビアの幹部

中東・北アフリカを拠点に展開する格安航空会社(LCC)のエア・アラビアは、2015年1月5日(月)、アンマンのクイーンアリア国際空港を同社グループの新たな拠点とすると発表しました。同社のハブ空港はアラブ首長国連邦のシャルジャーとラスアルハイマ、エジプトのアレクサンドリア、モロッコのカサブランカに続き、5地点目となります。

この新拠点の設立にあわせ、エア・アラビアはヨルダンを拠点にするペトラ・エアラインズの49パーセントの株式を取得します。これにより、ペトラはブランド名を「エア・アラビア・ヨルダン」となり、中東と北アフリカ地域のMENAで格安航空市場を拡大するとしています。エア・アラビア・ヨルダンは2015年第1四半期に運航を開始する予定で、アンマン発着でヨーロッパ、中東、北アフリカ地域の路線を運航します。

エア・アラビアでは、既に航空会社として運営されているペトラとの提携により、より短い期間で、最大限の効果を市場で発揮することが出来るとしています。また、その支援を行ったヨルダンの航空当局の対応を歓迎するとしています。

また、ペトラ・エアラインズと親会社のRUMグループの会長もこの提携について、ペトラ・エアラインズが発展し、ヨルダンで格安航空が新たな時代を迎え、旅客に柔軟な選択肢を提供できると歓迎しています。また、雇用創出や、ヨルダンへのレジャー、ビジネス目的の旅行を増やすことで、経済へ大きく貢献できるとしています。

計画では当初は2機のA320をアンマンを拠点に運航し、拡大する計画です。なお、ペトラ・エアラインズは2005年に設立され、2010年に運航を開始しています。保有機材はA320を2機で、2013年にはそれまでのチャーター運航会社からLCCとして定期便運航を開始しています。また、2014年にはCシリーズも発注しています。

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