三菱航空機は2015年に初飛行を予定していますが、年明け早々にMRJの受注で不安なニュースが出ています。日本以外でアジア初受注となったマンダレー航空が2014年末から運航を停止し、1月にも再開するとしていましたが、その再開の見込みが良くないとミャンマー・タイムズが報じています。
ミャンマー・タイムズの電子版では、2014年12月22日にマンダレー航空が運航停止し、1月末の再開を目指すと伝えていました。その後、2015年1月2日付で前CEO談として、再び運航することは無いとの見方を示したこととあわせ、現CEOは引き続き1月末から2月頭の再開を目指すとしています。
マンダレー航空はATR 72-212の機体記号「XY-AIR」に加え、ECCリーシングからエンブラエルERJ-145を調達する見込みで、この機材で運航を再開するとしていますが、運航停止の前にエンブラエルのリース導入が遅れていました。また、ミャンマー・タイムズは一部の支払いが未納になっており、長いもので18カ月となっているともしています。
三菱航空機は2014年7月にファンボロー・エアショーでマンダレー航空とMRJ-90を10機、内訳は確定6機、購入権4機の購入について正式契約を締結しました。ボーイングも2014年11月にリース会社と協力して、737次世代機の導入に向けた支援を行うとしていました。
なお、マンダレー航空のホームページでは運航停止について何も言及はありません。