JAXAのBK117C-2、11月に災害派遣医療チームの訓練で相馬原に飛行

JAXAのBK117C-2、11月に災害派遣医療チームの訓練で相馬原に飛行

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、BK117C-2の機体記号(レジ)「JA21RH」実験用ヘリコプターで、超高速インターネット衛星「きずな」の地球局の輸送を行った訓練を紹介しています。2014年11月29日に群馬県で行われた災害派遣医療チーム(DMAT)の訓練での様子です。

実験では「きずな」の通信環境を構築するため、超小型の可搬地球局、ネットワーク機材の輸送をヘリコプターで空輸する検証を「JA21RH」で実施しました。当日は、調布飛行場を離陸し、地球局とDMAT隊員が待つ陸上自衛隊立川駐屯地へ向かい、荷物を積込んだ後、相馬原駐屯地へ飛行しました。

相馬原駐屯地に到着後、DMAT隊員の手で地球局が設置され、「きずな」を活用したインターネット環境の確立にはじまり、航空本部が研究を進める災害救援航空機情報共有ネットワーク(D-NET)の運用が行われました。

なお、「JA21RH」は11月5日に筑波宇宙センターの臨時ヘリポートで離着陸訓練も実施しています。

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