777最終組立ラインで活躍する掘削機「フレックス・トラック」【動画】

777最終組立ラインで活躍する掘削機「フレックス・トラック」【動画】

ニュース画像 1枚目:ボーイング 777の最終組立ライン
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ボーイング 777の最終組立ライン

ボーイングは777の製造ラインで使用している胴体接合前に胴体を掘削するシステム「フレックス・トラック(Flex Track)」の動画をYoutubeで公開しています。このシステムを使用することで、作業員の安全を確保でき、効率的、柔軟に777を製造することができます。

「フレックス・トラック」は主翼や胴体の接合部分にあわせて設置することで、穴あけを行う機械です。この機械を使うことで、指定した場所に的確に、かつ同じ強度、仕様で品質を一定に保つことができます。これにより品質は80%から90%の改善、従業員の安全性は40%から60%の改善が図られています。さらに生産性の向上は80%から90%の向上が見られるとしています。

もともと777のプロジェクトがスタートした際には、1機の製造におよそ平均で87日間を要していましたが、2014年現在では47日に短縮されています。これも777の受注機数が好調で、受注残機数を数多く抱えるため、生産性の向上が不可欠なためです。

ボーイングが公開している最終組立ラインの動画の中でも、この映像ではより細かい製造行程の一部を確認することができます。

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