ネットジェッツ、ロンドン・シティ空港で運用機材を拡大 世界の金融街結ぶ

ネットジェッツ、ロンドン・シティ空港で運用機材を拡大 世界の金融街結ぶ

ニュース画像 1枚目:ロンドン・シティ空港でネットジェッツのフェノム300
© Business Wire / NetJets
ロンドン・シティ空港でネットジェッツのフェノム300

ネットジェッツ・ヨーロッパは2015年2月5日、フェノム300を利用し、ロンドン・シティ空港での運航認可を獲得したと発表しました。ネットジェッツは2014年、グローバル6000によるロンドン・シティ空港での運航も認可を得ており、ロンドンの金融街シティへとニューヨークのウォール・ストリートへの移動が便利になるとしています。

グローバル6000を利用した場合、ウォール・ストリートからロンドンのウォーターフロント沿い再開発地域「カナリー・ワーフ」まで、ドア・トゥ・ドアで8.3時間です。これはウォール・ストリートからテターボロ空港まで35分、搭乗手続き90秒、フライト7時間30分でロンドン・シティ空港に到着し、シティ空港からカナリー・ワーフまで車で10分という計算です。ちなみに実際の運航で、アイルランドのシャノン空港で入管手続きを行うため、追加の2時間も必要です。

フェノム300は航続距離3,650キロとグローバル6000より短く、旅客も6人のため、ネットジェッツではロンドン・シティ空港の短い滑走路で、難しいアプローチに対応する運航乗務員の訓練に投資したとしています。また、この機材で安全性を確保しながら、使い勝手の良い速さ、効率性も確保するとしています。このため、カナリー・ワーフからパリの新都心ラ・デファンスまでは1時間30分でアクセスできるとしています。

ちなみに、このアクセスはカナリー・ワーフからシティ空港へ車で10分、シティ空港で搭乗手続きに90秒、フェノム300でパリのル・ブールジェ空港まで搭乗時間は30分、さらに車でラ・デファンスまで30分の計算です。パリ到着後の移動とロンドン/パリ間のフライト時間が同じ時間と、ビジネスパーソンにはもったいない時間かもしれません。

ネットジェッツ・ヨーロッパは現在、ロンドン・シティ空港でプライベート・ジェット運航会社では最大便数を運航しており、2014年は374地点とロンドンの金融街を結びました。同社の顧客のうち53%はロンドン金融街で勤務し、特にこの1年は利用者が増加しているそうです。

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