富士重工が国にAH-64Dアパッチの初度費の支払いを求めて争っている裁判は、ついに最高裁までもつれ込むことが2015年2月12日に明らかになりました。
この裁判は、AH-64Dのライセンス生産に関わる経費(初度費)を、調達打ち切りにより、機体単価に上乗せして請求することが不可能になったため、残りの金額の支払いを求めて富士重工が訴えたものです。
2014年2月の東京地方裁判所判決では富士重工の訴えを退けましたが、2015年1月29日の東京高等裁判所判決では富士重工が求める全額350億円を国に支払うよう命じました。この判決に対して国は不服として最高裁判所に上告しました。