電子航法研究所、ILSに代わる新誘導システムの国際会議を石垣で開催へ

電子航法研究所、ILSに代わる新誘導システムの国際会議を石垣で開催へ

電子航法研究所(ENRI)は2015年2月17日(火)から2月20日(金)まで、次世代の着陸誘導システム「ジーバス(GBAS)」に関する国際会議が、国際民間航空機関(ICAO)の主催で沖縄県の石垣島で開催されると発表しました。

GBASは、滑走路への進入経路を、指向性のある電波で地上から送信する現在の計器着陸装置(ILS)に代わるとされる次世代の航空機着陸誘導システムです。航空機は、GPS衛星と空港から送信されるGBASデジタル信号を受信し、より正確な位置を把握し、悪天候により視程が低い場合にも安全に滑走路に着陸できるシステムです。このGBASには、従来のILSでは困難な自由度の高い曲線精密進入を実現できる特徴があります。

ENRIは、新石垣空港にGBASの研究用装置を設置し、飛行実験等の研究開発を行っていることから、海外の航空関係者に日本の研究活動を紹介するため会議の招致に至ったとしています。

会期中、アメリカ、インド、中国、マレーシア、韓国の航空当局など10カ国29名程度が参加する予定です。

期日: 2015/02/17 〜 2015/02/20
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