航空ファンの聖地・ペインフィールド、旅客便就航の具体的な計画策定へ

航空ファンの聖地・ペインフィールド、旅客便就航の具体的な計画策定へ

ニュース画像 1枚目:夜の発着ならデリバリー前の機体も眺めることができそう
© FlyTeam
夜の発着ならデリバリー前の機体も眺めることができそう

ボーイングの工場が隣接し、飛行機好きが楽しめる航空ファンの聖地として知られるペインフィールドへ、定期便乗り入れ実現に向け、現実的な一歩が踏み出されました。アメリカのプロペラ・エアポート(Propeller Airports)社が2015年3月3日、スノホミッシュ郡と旅客ターミナル開発を目指した民間資金の調達について、官民パートナーシップを締結したと発表しました。

スノホミッシュ郡は3月2日、プロペラ・エアポートへオプション・リースについて議会で承認しました。これを受け、プロペラ・エアポートは旅客ターミナルの予備設計に着手し、建設作業に着手するため必要な認可を得る手続きを進めます。主な契約内容は、プロペラ・エアポートがゲート2基を備えた旅客ターミナルビルを建設、維持し、リース終了後はスノホミッシュ郡に施設ごと返却します。

初年度の賃貸料は44万7891ドル、日本円でおよそ5,360万円で、契約期間の賃貸料は計2,500万ドル超の見込みです。

スノホミッシュ郡は、旅客への利便性、同郡の経済発展を期待し、旅客便就航実現に向けた最終的な計画を2016年中に策定します。ペインフィールドの旅客便就航については、アラスカ航空が就航の意思を示しています。航空機でペインフィールドに到着し、この滑走路に隣接するヒルトン・ガーデンイン・シアトル・ノースエバレットに宿泊し、撮影を満喫する夢の旅行も、これで実現性が高まりそうです。

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