アメリカ空軍に2機しかない珍種、E-9Aウィジェット

アメリカ空軍に2機しかない珍種、E-9Aウィジェット

ニュース画像 1枚目:アメリカ空軍に2機しかないE-9Aウィジェット
© U.S. Air Force / Dustin Mullen
アメリカ空軍に2機しかないE-9Aウィジェット

アメリカ・フロリダ州のエグリン空軍基地(AFB)公式サイトは、アメリカ空軍に2機しかないE-9Aウィジェットを紹介しています。

E-9Aは、ボンバルディアDash-8を改装した機体で、フロリダ州のティンダルAFB第82航空標的飛行隊(82ATRS)に配備され、メキシコ湾の実弾射撃空域で、海上監視とテレメトリー/UHF無線中継プラットフォームに使用されています。

82ATRSには2機のE-9Aのために、パイロット7名とレーダーオペレーター5名が配属されています。機体には最大25マイル離れた救命筏を探知できるAN/APS-143(V)海上監視レーダーが搭載され、実弾射撃空域の安全管理部署へデータを送信します。

82ATRSのアンソニー・カーソン少佐によると「これまで5年間で約1,400時間E-9Aで飛行してきた。ニッチなミッション専用のE-9Aは信頼性は99パーセント以上で、小さな家族のような組織がそれを支えている」と話しています。

ちなみにE-1トレーサーは海軍のAEW、E-2ホークアイも海軍のAEW、E-3セントリーが空軍のAWACS、E-4ナイトウォッチも空軍の空中指揮所、E-5は不採用、E-6マーキュリーが海軍の通信中継機、E-7が737 AEW&C、E-8が空軍のJSTARS、そしてE-9、E-10は不採用、E-11は空軍のボンバルディア・グローバル・エクスプレス改装の無線中継機となっています。

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