ボーイングは2015年4月13日、上海・虹橋空港で開催される「ABACE(Asian Business Aviation Conference & Exhibition)2015」でボーイング・ビジネス・ジェット(BBJ)で、旅客と貨物を搭載できるBBJコンビ機の展開可能性を検討していると発表しました。
BBJコンビは、機体のメインデッキに貨物積載ができるよう前部胴体の左側に大きな貨物ドアを備えるもので、ボーイングではすでに737-700Cを提供しており、これに基づいたビジネスジェット仕様の改修となります。
ボーイングはBBJ コンバーチブルを設定しており、この機材はVIPの輸送をはじめ、バンドやミュージシャンのための機器、部品や機械、レースカー、競走馬などの輸送を想定して提供されています。
ボーイングビジネスジェットでは、乗客が搭乗でき、同時に顧客の貨物機能の柔軟性が向上することから、中国市場での展開に可能性があるとしています。ボーイングは中国でのビジネスジェット機の需要が増加しており、中国、台湾、香港、マカオを含む中華圏で現在、チャーター5社、18機のBBJが運航されています。