A330 MRTTがトーマスクックの商業路線にデビュー

A330 MRTTがトーマスクックの商業路線にデビュー

ニュース画像 1枚目:トーマスクックのカラーリングとなったA330 MRTT
© Air Tanker
トーマスクックのカラーリングとなったA330 MRTT

エア・タンカーが所有するA330 MRTTボイジャー「G-VYGK」が、2015年5月1日、リース先のトーマスクック・エアラインズのイギリス・マンチェスター発メキシコ・カンクン/ドミニカ・プンタカナ行きで、初めて商業路線に就航しました。

エア・タンカーは、イギリス空軍のA330 多用途空中給油・輸送機(MRTT)を保有する民間会社で、イギリス空軍の専用機(core fleet)となるボイジャーKC2/3を9機と、平時は民間機として運用し有事の際にイギリス空軍の空中給油・輸送機とする(surge capability)A330 MRTTを5機導入しています。

今回商業路線にデビューした「G-VYGK」は、エア・タンカー11機目のA330 MRTTで、3カ月かけて軍用機材を降ろして旅客機仕様に改装しました。軍用機を民間会社が保有し、平時は民間機として運用する初めての試みの記念すべき一歩となりました。

リリース写真ではカットされていますが、翼端の給油ポッドは取り外されている模様で、トーマスクックのカラーリングとなった機体は純粋な民間旅客機と違いがなさそうです。

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