アラスカ航空、アルコールをベースとする再生可能燃料で営業飛行へ

アラスカ航空、アルコールをベースとする再生可能燃料で営業飛行へ

ニュース画像 1枚目:アラスカ航空 737-800
© Alaska Airlines
アラスカ航空 737-800

アラスカ航空は再生燃料を開発するアメリカのGevo社と、アルコールを原料とする再生可能なジェット燃料を購入し、初めて商業飛行を行う戦略的提携を締結したと発表しました。ASTM規格に基づいたアルコール・トゥ・ジェット燃料(ATJ)を使用し、2015年後半にもその初飛行が行われます。

Gevoはこれまで6年間にわたり、ASTMプロセスを厳格に遵守し、その国際認定の承認に向けて開発に取り組んでいます。承認をえられると、ATJ燃料を民間機の燃料としてシームレスに導入することができます。

アラスカ航空ではアメリカ国内でのバイオ燃料の持続的な供給体制づくりは、価格競争力を維持する上でも、アメリカの航空会社の将来を創る礎だとして、今回の取り組みの意義を説明しています。また、化石燃料を代替し、二酸化炭素の排出量を最小限に抑える新たな燃料への取り組みを行います。

アラスカ航空はこれまでにも、食用廃油から精製したバイオ燃料を使用し、旅客便を運航しています。また、同社は2020年までに、同社が運航する空港の1つ、またはそれ以上で持続可能な航空バイオ燃料を使用することを目標に掲げています。

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