ドイツ空軍、アメリカへCH-53をアントノフで空輸

ドイツ空軍、アメリカへCH-53をアントノフで空輸

ニュース画像 1枚目:An-124から降ろされるドイツ空軍のCH-53
© Luftwaffe/Astrid Burger-Weber
An-124から降ろされるドイツ空軍のCH-53

ドイツ空軍は、アメリカ南西部で開催される危機対応人員救出訓練「エンジェル・サンダー2015」に参加するため、3機のCH-53ヘリコプターを、2015年4月中旬にアントノフAn-124で空輸しました。

CH-53は第64ヘリコプター航空団(HSG64)の所属機で、ドイツ・ライプツィヒで分解され、An-124に搭載されました。An-124は大西洋を横断して、通関のためアメリカ・バージニア州のレストンに1回着陸し、ニューメキシコ州ホロマン空軍基地(AFB)に到着しました。

HSG64とアメリカ空軍の隊員、アントノフの乗員が協力してCH-53を機外へと降ろして、技術チームがトランスミッションとローターヘッド、ローターブレードの取り付けにかかりました。残る2機も同様にホロマンAFBに空輸されています。

エンジェル・サンダー2015は、ドイツの面積の約2倍もある、アリゾナ州とカリフォルニア州、ニューメキシコ州で、5月30日から6月13日まで開催されます。高温と砂塵の厳しい条件の中で行われる世界最大級の人員救出演習です。

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