エアロノーティカル・エンジニアリング(Aeronautical Engineers:AEI)は2015年5月7日、CRJ-200旅客機の貨物機改修で機体側面を切断し、貨物ドアの取り付けについて各種基準を準拠して行ったと発表しました。CRJ-200PCFの貨物機改修作業で大きなマイルストーンとなり、この作業完了で全工程のちょうど中間点に達しました。
AEIでは2015年後半にCRJ-200PCFの型式証明を取得する計画で、2014年12月に発表した計画通りにプログラムが進んでいるとしています。
この機体は、ミシガン州ウォーターフォードを拠点とするIFLグループがCRJ-200貨物機を運航する予定で、ボンバルディアのCRJを貨物機として運航するのはこれが初めてとなります。AEIがCRJ100、CRJ200旅客機の貨物機改修を手がけ、CRJ100SF、CRJ200SFとして型式変更を行います。
今回、取り付ける貨物ドアは、縦94インチ、横77インチの大型ドアです。CRJ200SFは、最大14,840ポンド、6,731キログラムのペイロードとなり、メインデッキには補助座席2席も装備します。
IFLグループは北、中南米、カリブ海地域でCRJを利用した航空貨物便を運航する計画です。