三菱重工、A320neo搭載の次世代エンジン開発事業に参画

三菱重工、A320neo搭載の次世代エンジン開発事業に参画

三菱重工業はエアバスA320neoに搭載する次世代エンジンPW1100G-JMの開発事業に参画すると発表した。A320neoは2011年6月に開催されたパリ・エアショーで667機の発注を獲得した単通路機で航空会社の注目を集める機体。

日本航空機エンジン協会(JAEC)、アメリカのプラット&ホイットニー(P&W)、ドイツMTUアエロエンジンズ(MTU)とPW1100G-JMの共同開発に合意、合弁事業会社を設立することを受け、三菱重工は開発プロジェクトに加わる。同社は燃焼器と燃焼器ケースの開発を担当。次世代エンジン全体に占める三菱重工のシェアは2.3%だ。なお、JAECではファン、低圧圧縮機、低圧シャフト、燃焼器の一部を担当し、シェアは23%だ。

次世代エンジンPW1100G-JMはA320ファミリーでもっとも優れた燃費効率、高い環境効率を実現する次世代エンジンを搭載するA320neoに搭載、従来のエンジンと比べて燃費低減、排気ガス、騒音レベルを2桁改善することを目指している。

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