トランスアエロ航空、2015年夏にA380を2機導入 ロシア沿海州知事が言及

トランスアエロ航空、2015年夏にA380を2機導入 ロシア沿海州知事が言及

ニュース画像 1枚目:A380
© AIRBUS S.A.S.
A380

ロシアのトランスアエロ航空は2015年夏スケジュール中にもA380を2機導入し、沿海州地域とニューヨーク路線に投入するとの見通しを、ロシア沿海州(プリモルスキー・クライ)のウラジミール・ミクルシェーフスキ知事が明らかにしました。発表では就航する空港は明確にされていませんが、ウラジオストク空港と見られます。

ミクルシェーフスキ知事は就航時期について、滑走路の準備が整い次第としており、ウラジオストク空港にはすでに747が就航しているため、滑走路はA380での利用が可能なものの誘導路、駐機場などでICAOのコードFをクリアするかの確認などが行われていると見られます。同知事は、トランスアエロに導入されるA380により快適なフライトできると期待を示しています。

トランスアエロ航空は現在、モスクワ・ドモジェドヴォ/ウラジオストク線で777-300、または777-200を使用しています。

なお、トランスアエロ航空は、エアバスにA380を4機発注しています。これは2013年7月にロシアで開催されたMAKSで発表されたもので、製造が進められていた製造番号196は、製造、引き渡しが延期されている模様です。このため、導入する機材はA380を持て余しているとされるマレーシア航空など運航しているA380、または製造が終わっているA380になります。

トランスアエロ航空はA380の機内仕様はファーストは1階前方に12席、ビジネスは2階前方に24席、エコノミーは1階、2階に616席を設けると発表しています。また、導入時の費用についてはVEBリーシングとリース契約を締結しています。

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