スカイマークのA330リース目的に設立された5社、破産手続きを開始

スカイマークのA330リース目的に設立された5社、破産手続きを開始

ニュース画像 1枚目:スカイマーク A330-300
© AIRBUS S.A.S.
スカイマーク A330-300

帝国データバンクは2015年6月3日、スカイマークの民事再生法の適用申請に関連し、航空機保有目的会社の5社が破産手続き開始決定を受け、倒産したと発表しました。SKYLUX5、SKYLUX6、SKYLUX7、SKYLUX8、SKYLUX9の5社で、スカイマークが導入したA330-300の機体保有を目的として設立された会社です。5社の負債総額は4億5600万円です。

A330-300は、航空機リース会社のイントレピッドとCITグループがリースしていました。海外法人などは、航空法により日本で航空機の登録を行うことが出来ないことから、特別目的会社を設立し、リースを行っています。今回はリース会社がSKYLUX5など、日本で設立された法人に航空機を売却し、航空機の購入費用の完済まで所有権が留保される所有権留保付割賦売買により、SKYLUXがリース会社に再び売却する契約を行っていたとみられます。

このため、A330も同様に航空機保有目的会社が1機ずつ設立され、今回の倒産に至ったと見られます。すでにスカイマークにリースされていた5機はイントレピッド、CITグループが機体を引き上げ、保管しています。

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