キャセイパシフィック航空は2015年6月3日、6月にも導入するL-3リンクのA350 XWBフルフライトシミュレータ(FFS)に、ロックウェル・コリンズの新しいビジュアルシステムを採用します。これは、FFSにJVCケンウッドのVS2500レーザーハイブリッドプロジェクタとロックウェル・コリンズのEP-8000イメージ・ジェネレータを装備しているものです。
VS2500プロジェクタは、オリジナル・コンテンツの4倍の画素密度を実現するため、垂直、水平の両方向に新しいレーザ・ハイブリッド光源を使用しています。ロックウェル・コリンズは、このシュミレータにより航空会社はメンテナンスコストを削減でき、パイロットは訓練が実際のフライトと同様の再現性があると理解してもらえるだろうとしています。
キャセイパシフィック航空は、A350 FFSを2基とその関連機器を導入する計画です。また、実機の製造が順調であれば2016年初頭にも同社初のA350-900を導入する予定です。