ヘルシンキ空港では2015年6月初めから、ターミナル内のフライト情報や搭乗案内におけるアナウンスを廃止しています。なお、出発ゲートとその周辺におけるアナウンス、および緊急を要する公共アナウンスは、これまでと同様に行われます。
そのため、利用者は、フライトスケジュールが表示される空港のモニター、自身のモバイル機器またはパソコンを利用して、搭乗予定のフライトのゲートおよびスケジュール情報を確認するよう、ヘルシンキ空港は呼びかけています。
なお、通常は出発予定時刻の30分から60分前に搭乗が開始され、ゲート集合時間はフライトの搭乗者数など各種要因で決まるため、航空機が大きいほど搭乗開始時間は早くなる傾向があり、ちなみにフィンエアーのゲートは出発の15分前にクローズします。
この新しい取り組みは、航空会社が実施するサイレントエアポート・プロジェクトによるもので、アナウンスの回数を減らし、ターミナル内の雑音や慌ただしい雰囲気を最小限に押さえることにより、ウェイティグエリアの快適性を向上させ、旅行のストレスを軽減することを目的としています。
ヘルシンキ空港によると、同様のシステムはほとんどのヨーロッパ内の主要空港で導入されており、多くの利用者はこのシステムに違和感はないだろうとしています。詳しくは、ヘルシンキ空港のウェブサイトを参照ください。