エアバス・ヘリコプターズは、2015年6月15日から21日まで開催される「パリ・エアショー」に、H160とH145Mのフルスケール・モックアップと、H225MとH135の実機を地上展示します。また、フランス陸軍のNH90 TTHカイマンが毎日飛行展示するほか、フランス国防装備調達技術庁(DGA)がタイガー攻撃ヘリとNH90 NFHを展示する予定です。
H160は、エアバス・ヘリコプターズが開発中の中型双発ヘリコプターで、フルスケール・モックアップがヨーロッパで展示されるのは初めてのことです。ブルーエッジ・ブレードや傾斜フェネストロン、バイプレーン・スタビライザーなどの新しい特許技術が盛り込まれています。
型式証明を取得したばかりのH145Mは、H145の最大離陸重量を3.7トンに増加した軍用ヘリで、ドアガンや外部パイロンに兵装が搭載でき、電子光学センサーなどのミッション機器を備えます。
H225Mは、現在60機以上が世界中で運用され、合計43万時間以上の飛行実績のあるヘリコプターで、戦術輸送や急患輸送、戦闘捜索救難、などに使用されています。
H135は2014年10月に型式証明を取得した小型双発ヘリで、安全なフェネストロン・テールローターを採用し緊急医療サービスなどに使用されています。
NH90 TTHはNHインダストリーズのブースに展示され、毎日飛行展示を実施します。すでにドイツ軍がアフガニスタン、イタリア軍がマリに派遣し、オーストラリアもフィリピンやバヌアツの災害派遣に使用しています。
タイガーとNH90 NFHはDGAのブースに展示されます。両機種とも順調に運用実績を積んでいる軍用ヘリコプターです。