昔から究極の曲芸飛行として「ハンガーくぐり」というものがありましたが、これを2機がサイド・バイ・サイドで行い、しかも克明に記録した動画で見ることができます。
ハンガーくぐりにチャレンジしたのは、イギリスの「レッドブル・マタドール・エアロバティックチーム」のポール・ボノム氏とスティーブ・ジョーンズ氏です。2015年6月17日、イギリス・北ウェールズのスランベドル飛行場で、地上1メートルを160ノット(時速約296キロ)で、ハンガーを飛び抜けました。
使用した機体はエクストリームエアXA41という曲技専用機で、リーダーのボノム機とウイングマンのジョーンズ機の間隔はほんの数フィートでした。ボノム氏によると「格納庫内が外より5度低いことに気をつけた。実際わずかに揺れたことに気づいた」と話しています。