カンタス、ジェットスター・ホンコンの設立申請の却下を受けコメント

カンタス、ジェットスター・ホンコンの設立申請の却下を受けコメント

カンタス航空は2015年6月26日付で、香港で設立、運航を目指していたジェットスター・ホンコンについて、香港政府当局が申請を却下したことを受け、協力する企業との協議を進めるとのコメントを発表しました。

カンタス航空は2012年3月、中国東方航空と共同で格安航空会社(LCC)の設立で合意、中国、日本、韓国、東南アジアなどに路線を展開するとしていました。ジェットスター側は、中国東方航空、信徳集團有限公司と共同で事業を開始し、企業の決定権の70%は香港にあるとしています。

今回の設立が認められなかった主な理由は、企業の実態は香港にはなく、ジェットスター、あるいは香港以外でオーストラリアにあると判断されたものです。香港を拠点にするキャセイパシフィック航空などもこの設立には猛反対をしていました。

これを受けてカンタス・グループのアラン・ジョイスCEOは「株主だけでなく、旅行者にとっても残念なこと」とコメントしています。また、アジアの航空市場でオープンスカイが進んでいる中、香港は逆の方向に進んでいるとしています。

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