ユナイテッド航空、アズール・ブラジル航空と提携 コードシェアなど実施へ

ユナイテッド航空、アズール・ブラジル航空と提携 コードシェアなど実施へ

ユナイテッド航空は2015年6月26日、ブラジルのアズール・ブラジル航空と長期の戦略的提携を締結すると発表しました。これを受け、ユナイテッド航空はアズールの株式約5%を取得し、政府認可を条件としたコードシェアをはじめ、顧客利便性の向上に向けた提携を行います。ユナイテッド航空はおよそ1億ドルの投資を行う計画です。

コードシェアはアメリカとブラジル間の路線が対象で、そのほか南北アメリカの両社が運航する路線が対象です。対象の地点には、ベロオリゾンテ、イグアス、アマゾン各地などが検討されており、アメリカ発をはじめ、日本発のユナイテッド航空便を利用したブラジルへのアクセスでも、目的地が拡充されます。一方でアズールは、ユナイテッド航空が運航するアメリカ国内線をはじめ、カリブ海への路線でもコードシェアを行う予定です。このほか、マイレージプログラムでの提携も検討します。

ユナイテッド航空は、1992年にブラジルへの乗り入れを開始し、シカゴ、ヒューストン、ニューアーク、ワシントン・ダレス発着のサンパウロ線、ヒューストン/リオデジャネイロ線を運航、計1日5便体制でアメリカとブラジル間を結んでいます。

アズール・ブラジル航空は2014年12月、カンピーナス・ヴィラコッポス(ブラジル)/フォートローダーデール線に就航し、長距離路線の展開を始めたばかりです。2015年11月には、ベロオリゾンテ/オーランド線にも就航する予定で、長距離路線の機材もA330-200に加え、A350もリースで導入する計画となっています。

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