三菱航空機、8月にシアトル・エンジニアリング・センターを開所

三菱航空機、8月にシアトル・エンジニアリング・センターを開所

ニュース画像 1枚目:MRJのロールアウト式典で名古屋小牧の格納庫
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MRJのロールアウト式典で名古屋小牧の格納庫

三菱航空機は2015年8月、ワシントン州シアトルにアメリカでのMRJ開発、飛行試験の拠点となる「シアトル・エンジニアリング・センター(SEC)」を開所します。アメリカでの飛行試験をサポートするAeroTECが運営するものです。AeroTECは航空機の開発、認証のサポートを行い、MRJの型式証明取得を支援します。

Seattle Timesが2015年5月に伝えているところでは、SECに150名が勤務する予定で、日本からは50名、現地採用は100名で、AeroTECが割り当てる45名以外は募集するという人員構成です。

三菱航空機では、飛行試験機の初号機で9月から10月までに初飛行を行い、2016年第2四半期まで日本で試験飛行を行い、その後は4号機までアメリカのモーゼスレークを拠点に、試験飛行をアメリカで実施します。モーゼスレーク以外に、高度試験はガニソン=クレステッド・ビュート・リージョナル空港、滑走路の走行テストはロズウェル・インターナショナル・エア・センター、耐候試験はエグリン空軍基地(AFB)のマッキンリー極限気候研究所(McKinley Climatic Laboratory)で実施する計画です。

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