航空自衛隊の緊急発進、2015年度4月から6月は前年比で約半分に

航空自衛隊の緊急発進、2015年度4月から6月は前年比で約半分に

防衛省統合幕僚監部は、2015年7月15日、2015年度第1四半期の緊急発進実施状況を発表しました。この間の緊急発進は2014年同期比で約50%と激減し、領空侵犯もありませんでした。

2015年4月1日から6月30日までの緊急発進は173回で、前年同期が340回ですから約半分と大幅に減少しました。これはロシア機への緊急発進が前年同期が235回に対して今期は57回と約1/4に減少していることによります。中国機への緊急発進は前年同期が104回で今期は114回で相変わらずの増加傾向にあります。国別の割合はロシア機が約33%、中国機が約66%、その他が約1%となっています。

方面隊別では北部航空方面隊が48回、中部航空方面隊が6回、西部航空方面隊が9回、南西航空混成団が110回でした。ここでも中国機に対応する南西航空混成団が突出していることが分かります。

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