エアバス、英ブロートンにA350型の主翼組立工場を開設

エアバス、英ブロートンにA350型の主翼組立工場を開設

エアバスは2011年10月13日、A350XWBの主翼を組み立てる工場をイギリス、ウェールズ北部のフリンシャー、ブロートンに開設した。ブロートンにはハワーデン空港が隣接、これまでもA320型、A330型、A340型、A380型の主力機の主翼製造を手掛けてきた。

今回、開設した施設は総工費は4億ポンド、約488億円。4万6000平方メートルで、イギリスのサッカーの聖地、ウェンブリースタジアムより大きい規模。この工場内で約31メートル長のA350XWBの主翼を組み立てていく。既に主翼上部カバーがドイツのシュターデ工場から、スペインのイジェスカス工場から主翼下部カバーが貨物機ベルーガで輸送されている。

今後、2013年の初フライトに向けA350XWBの本格的な組み立てが始まっていく。

なお、当日開催された式典にはイギリスのデーヴィッド・キャメロン首相も出席し、環境負荷を配慮した作りやモノ作りへの回帰になるとして開設を歓迎した。

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