200機分目のF-35ライトニングIIの後部胴体を完成させたBAEシステムズ・ランカシャー州サムルズベリー工場を、2015年7月31日、イギリスのマイケル・ファロン国防相が視察に訪れました。
BAEシステムズでは、F-35の後部胴体と垂直・水平尾翼を生産しています。200機分目となったのは通常離着陸タイプF-35Aの機体用で、アメリカ・テキサス州のロッキード・マーティン・フォートワース工場へ出荷されます。
ファロン国防相は「F-35計画は単一の国防プログアムでは世界最大の規模であり、イギリスは唯一の主要パートナーとして計画当初から重要な役割を果たしてきた。イギリスで生産された後部胴体は、世界9カ国が採用するすべてのF-35に使用され、最先端の航空機製造はイギリス経済を活性化させる」と話しています。
BAEシステムズでは、このほか空母艦載型(F-35C)用のウイングチップと、短距離離陸垂直着陸(STOVL)型(F-35B)用のノズルベイ・ドアなども生産しています。