カタール航空カーゴは2015年8月10日、初の747貨物機を導入し、ドーハ/香港間で営業運航したと発表しました。カタール航空カーゴは、777とA330の2機種で運航していますが、新たに112.5トンの積載量の747-400BCFを加え、中東をはじめとする世界各国でのインフラプロジェクトの需要に対応するとしています。
カタール航空カーゴは、747-400貨物機は専用チャーター需要に対応し、特にアドホック・チャーター市場で能力を高めるとしています。これにより、777やA330で運航する定期便に加え、サービスを補完できると導入の理由を説明しています。
なお、すでに発表している通り、カタール航空はこの機材を導入したのち、10月にはノーズ・ローディング・ドアを装備した747-400Fに更新します。これにより規定外の大型輸送需要に対応します。
カタール航空カーゴは、777Fが8機、A330Fが6機、747-400BCFが1機と15機体制となり、さらに2015年のパリ・エアショーで777Fを4機、追加発注しています。