アメリカ・カリフォルニア州エドワーズ空軍基地(AFB)のF-35Aは、2015年8月14日までに、181回のGAU-22/A 25ミリガトリング砲の地上射撃試験を実施しました。
8月中に地上射撃試験は完了し、秋には飛行試験が開始されます。2017年には開発・実証フェーズが完了し、F-35Aはガトリング砲の運用を開始します。
F-35Aはステルス性を保つため、パイロットがトリガーを引くまでガトリング砲の砲口はドアで隠されています。試験ではドアが開いて射撃が始まり、射撃が終わってドアが閉じるまで正常に動作するかに重点がおかれました。
2016年以降に生産されるF-35Aの量産タイプには、アビオニクスとミッション・システムが完備され、GAU-22/Aのさらなる試験が実施されます。発射時の振動や音響、気流などが飛行に影響を及ぼさないかがチェックされます。
空軍のF-35Aは左インテイク上にGAU-22/Aを内蔵しますが、海兵隊と海軍のF-35B/CはGAU-22/Aをガンポッドに納めて、胴体下部に必要に応じて取り付ける方法を採用しています。