知覧の「飛燕」、9月3日に搬出作業 かかみがはら航空宇宙博物館で展示へ

知覧の「飛燕」、9月3日に搬出作業 かかみがはら航空宇宙博物館で展示へ

鹿児島県南九州市の「知覧特攻平和会館」に展示されていた旧日本陸軍の「飛燕」が、岐阜県各務原市の「かかみがはら航空宇宙博物館」で展示されるため、2015年9月3日、搬出作業が行われました。

この「飛燕」は、終戦時に福生基地でアメリカ軍に接収されたII型で、その後日本航空協会へ譲渡されて航空自衛隊岐阜基地で保管されていました。1987年に知覧特攻平和会館に貸し出され、約30年ぶりに岐阜へ戻ります。

「飛燕」は川崎重工岐阜工場で約1年間かけて修復し、約2カ月間兵庫県神戸市の「カワサキワールド」に展示したのち、2017年度末の「かかみがはら航空宇宙博物館」の改装オープンに合わせて展示を開始します。同博物館は、展示面積を2倍に拡張するなど大掛かりな改装工事を来年度に着工します。

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