嘉手納基地の18航空団(18WG)は2015年9月5日、沖縄県の総合防災訓練に参加しました。自衛隊、沖縄県など各種機関と共同で、熱田漁港などを会場に災害時の対応訓練を行ったものです。
訓練は、沖縄本島東方沖の約100キロ付近で地震が発生し、本島が6弱 、周辺離島が6弱から5強の揺れ、津波が到達したと想定しました。沖合に流される住民への対応、建物倒壊、火災、ライフライン被災の対応について訓練が行われました。
アメリカ軍は、これまでもアメリカ海兵隊による人員、設備を利用して訓練に対応しましたが、この訓練では海上自衛隊の航空機が本州、または本土から飛来し、嘉手納基地の滑走路を使用した初めての訓練となりました。この訓練は、自衛隊が陸、海、空と拠点を置く那覇基地が地震や津波の影響から、航空機の受け入れができないとの想定で、嘉手納基地を使用したものです。
演習は、訓練の災害通知ではじまり、海上自衛隊のP-3Cが嘉手納基地に着陸したほか、海上保安庁のAW139ヘリコプターなどが熱田漁港での救助訓練などを行いました。