アントノフは2015年9月22日から9月26日にかけ、An-70軍用輸送機で世界各地を飛行し、その輸送能力の評価と幅広い運航に備える体制を整えたと発表しました。
キエフから中央アフリカのバンギへ9時間2分で飛行し、23.6トンの貨物を搭載し、チャドのンジャメナに輸送しました。ンジャメナ空港では摂氏33度で、離陸重量は最大に近く、設計時の想定通りの滑走の長さ、上昇率の離陸データだったとしています。
この離陸後は6時間のフライトで、フランスのイストル空軍基地に向かい、ドイツのライプチヒを経由し、キエフに帰着しました。
この遠征でAN-70は、20時間の飛行時間を記録し、飛行距離は13,600キロでした。このフライトを通じ、An-70は短距離離着陸の性能をはじめ、低燃費やその高度な飛行特性を実証したとアントノフではアピールしています。