奥凱航空とATSGなど、天津に新たな貨物航空会社を設立 2016年に運航

奥凱航空とATSGなど、天津に新たな貨物航空会社を設立 2016年に運航

中国の奥凱航空、エア・トランスポート・サービス・グループ(ATSG)など5社は2015年9月24日、香港、マカオ、台湾と中国大陸で航空貨物のジョイント・ベンチャーの設立を発表しました。

設立する新会社はユナイテッド・スター・エクスプレス・エアラインズとし、天津を拠点にします。独自に運航許可(AOC)を取得し、運航開始は2016年半ばを目指しています。新会社には奥凱航空が最大の出資を行なう予定で、ATSGは傘下のABXエアやリース会社のカーゴ・エアクラフト・マネジメントのノウハウなどを提供します。

ユナイテッド・スター・エクスプレス・エアラインズは、中国を含む中華圏で増加する電子商取引市場の需要の取り込みを目指しています。中国では現在、貨物専用機は120機未満で、旅客機のベリースペースを活用したエクスプレス需要に対応しています。年間の輸送量の増加に比べると、引き続き貨物専用での需要の取り込みが見込まれ、中国域内での貨物輸送をはじめ、後にアジア各地や長距離路線の国際輸送などにも市場を拡大する計画です。

ユナイテッド・スター・エクスプレス・エアラインズは、独自に運航体制を整える計画で、独自に機材、路線計画を選定します。運航開始の計画では737、757、767の3機種、6機の貨物機を揃える予定です。

メニューを開く