RAAFのKC-30A、初めてF-35Aへ空中給油

RAAFのKC-30A、初めてF-35Aへ空中給油

ニュース画像 1枚目:エドワーズAFB上空で空中給油するRAAFのKC-30Aとアメリカ空軍のF-35A
© Commonwealth of Australia 2015
エドワーズAFB上空で空中給油するRAAFのKC-30Aとアメリカ空軍のF-35A

オーストラリア国防省は、空軍(RAAF)のKC-30Aマルチロール空中給油輸送機(MRTT)が、アメリカ空軍のF-35AライトニングIIと初めて空中給油を実施したと、2015年9月29日に発表しました。

空中給油は、カリフォルニア州エドワーズ空軍基地(AFB)上空で、4時間にわたり59回のコンタクト、そのうち5回のコンタクトでは4万3,200ポンド、約19.6トンの燃料をF-35Aへ給油しました。

RAAF司令官のレオ・デイビス中将は「KC-30AはRAAFの人員・装備を世界中に展開するのに欠かせない航空機だ。今回の成功は、KC-30Aの完全作戦能力(FOC)獲得と、F-35Aの開発進捗に向けて大きな一歩だった」とコメントしています。

RAAFはKC-30A 5機をアンバレー基地に配備し、さらに2機を2018年までに追加配備します。KC-30Aは100トンの燃料を搭載でき、1,800キロ離れた地点で50トンを給油する能力があります。現在RAAFが装備するF/A-18A/Bはプローブ&ドローグ方式で給油し、将来72機配備する予定のF-35Aはフライング・ブーム方式で給油するため、KC-30Aは2つの給油方式に対応した装備を持っています。

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