ボンバルディアは2015年9月30日、琉球エアコミューター(RAC)がQ400旅客カーゴ・コンビの派生型、DHC-8-400 EC(Q400EC)のローンチ・カスタマーになると発表しました。RACは2015年12月に初号機「JA81RC」を受領する予定です。
ボンバルディアは航空会社名非公表としていましたが、すでにJALの中期計画や国土交通省の機体記号の予約登録から、RACへの導入が明らかになっていました。この発注は2014年7月で、ファンボロー・エアショーでQ400ECが発表された際に、契約が締結されており、5機の確定発注です。カタログ価格で1億6,800万米ドルです。
琉球エアコミューターはDHC-8-100を1997年に導入し、現在はQ100、Q300を運航しています。地元の要望も受け、貨物搭載が可能なQ400ECに機材更新することで、RACは引き続き旅客に快適で、貨物も含めた信頼性を確保し、輸送力を高めたサービスを提供し、成長をめざします。
RACは旅客需要が少ない場合でも、貨物需要の高い路線を運航することで収益性を保つことを目指しており、ボンバルディアはこうした機材の開発を通じ、短距離路線で航空会社が運航面で柔軟性を保つ機材を提供していくとしています。