ガルーダ・インドネシア航空は2015年10月1日、ジャカルタのスカルノハッタ国際空港に、世界最大のナローボディ機のハンガーを開設しました。ガルーダ・メンテナンス・ファシリティ(GMF)の「ハンガー4」と、GFMとして4棟目の格納庫です。
この新しい格納庫では最大16機のナロウボディ機の整備を行うことが可能です。ガルーダでは737、グループ傘下の格安航空会社(LCC)のシティリンクにはA320があり、これらの機材を中心に、すでに購入契約を締結した機材などのメンテナンスを手がけます。2020年までガルーダ・インドネシアはグループで241機体制で運航を行う計画で、これに加え、アジア太平洋地域の航空会社のナロウボディ機を対象にMRO事業を拡大する方針です。
「ハンガー4」は66,940平方メートルの敷地に、メンテナンス作業のエリアで64,000平方メートル、事務所スペースとして17,600平方メートルが設けられています。16機の同時整備と、1ベイは塗装専用となっています。作業内容は定期メンテナンスから重整備、ウイングレットの作業、構造補修、客室内装の変更、塗装などを実施します。
16機の同時整備は段階的に使用率を高める計画で、2018年からフル稼働を予定しています。2016年は209件のプロジェクト、2017年は250件、2018年は313件とし、人員も段階的に121名から238名体制にまで増やします。