アメリカ政府、サウジアラビアへUH-60M 9機の輸出を承認

アメリカ国防安全保障協力局(DSCA)は、2015年10月14日、国務省がサウジアラビアへ、UH-60Mブラックホーク・ヘリコプター9機と部品、サポートなどを、対外有償軍事援助(FMS)で輸出することを承認したため、この輸出案を議会へ報告しました。

サウジアラビア政府は、UH-60M 9機とT700-GE-701Dエンジン21基、搭載GPS/慣性航法装置20基、AN/AAR-57汎用ミサイル警告システム12基、M240H 7.62ミリ機関銃20丁などと各種部品、訓練、サポートなど推定総額4.95億ドル分の輸出をアメリカ政府に求めています。

輸出されたUH-60Mは、サウジアラビア陸軍が戦闘作戦や捜索救難、災害救援、人道支援、テロ対策などに使用します。この武器売却はアメリカの国益と合致し、地域の軍事バランスを変化させることもないとDSCAは評価しています。