ターボプロップ機を製造するATRは、2015年10月15日、ATR 72-600旅客・貨物「コンビ」の派生系についてヨーロッパ航空安全庁(EASA)の型式証明を取得したと発表しました。
この派生系は、貨物搭載能力を現行機より高めたもので、搭載できる重量は3000キロ増加します。客室部分の7列分を貨物スペースに置き換えてコンテナ4台の搭載が可能で、現行機と比べ倍の貨物を輸送できます。
ATRはこのATR 72-600旅客・貨物コンビの初号機は、2015年末までにパプアニューギニアのエアラインズ・ピーエヌジーへ納入します。ATRは同社に8機のコンビ機を納入する予定です。ATRは、顧客の求めに応じ市場に対応し、貨物スペースの能力が高い機材を提供したとコメントしています。