スペイン空軍ヘリが大西洋に墜落、乗員3名が海賊に誘拐!?

スペイン空軍ヘリが大西洋に墜落、乗員3名が海賊に誘拐!?

2015年10月22日、サハラ西部の大西洋に墜落したスペイン空軍のAS332シュペルピューマ捜索救難ヘリコプターの乗員3名が、行方不明となり、スペイン軍とモロッコ軍が捜索を続けています。海賊に誘拐された可能性もあるとTelegraphが10月28日に報じています。

スペイン空軍のAS332は、セネガルのダカールからモーリタニアのヌアジブを経由してグラン・カナリア島のガンド基地を目指して飛行していたところ、基地から280カイリの地点で交信が途絶え、墜落したとみられています。

3名の乗員は、事故直後にモロッコの巡視船に救助されたとの情報がありましたが、間違いであることが確認され、漁船に救助されたとの情報が浮上しました。しかし、4日経っても乗員は行方不明のままです。

不時着水した機体のビーコンをたどって、モロッコの救難ヘリが現場に到着してライフラフト等の浮遊物を確認しましたが、乗員が無事脱出したかどうかは確認できず、船舶が現場に近づいたかどうかも確認できませんでした。

スペインのペドロ・モレノ国防相は、10月26日、乗員は死亡したかもしれないが、海賊による誘拐も仮説の一つとしています。スペイン軍とモロッコ軍は、海賊が活動する西アフリカ沿岸に捜索範囲を広げています。

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