空港施設、スカイマークの債権はほぼ全額が保全 売上は賃料値下げなどで減

空港施設、スカイマークの債権はほぼ全額が保全 売上は賃料値下げなどで減

空港施設は、2016年3月期第2四半期(2015年4月1日~2015年9月30日)決算を発表、売上高は、前年同期から2.5%減の103億3800万円、営業利益は11.9%減の15億6600万円、経常利益は22.5%減の15億3700万円、純利益は16.9%減の8億8500万円でした。

この中で、民事再生法適用を申請していたスカイマークの債権は、9月の再生計画案の確定により、予定通りほぼ全額が保全されるとしています。シンガポールなど海外の新規事業についても今後の業績に寄与する見込みとしています。

このうち、不動産賃貸事業は、羽田空港のシミュレーター施設や、シンガポールの連結子会社で小型機用格納庫、エンジン工場が加わったものの、主力の羽田空港内で航空会社への貸付面積の減少、航空会社の競争環境の激化から賃料値下げが行われ、売上高は前年同期から2億円の減、営業利益も3億円の減となりました。

また、給排水運営その他事業は、羽田の旅客増から給排水事業は順調に推移したものの、共用通信回線数が大手航空会社のコスト圧縮の一部解約となり、売上高は6100万円の減、また共用通信回線装置PBXの更新と償却費の増加から営業利益も6600万円の減でした。

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