スターフライヤー、2016年3月期業績予想を上方修正 運賃施策や燃油下落で

スターフライヤー、2016年3月期業績予想を上方修正 運賃施策や燃油下落で

スターフライヤーは、2016年3月期第2四半期(2015年4月1日~2015年9月30日)決算を発表しました。営業収益は前年同期比0.5%増の172億4900万円、営業利益は7億2400万円、経常利益は12億4600万円、四半期純利益は11億800万円でした。前年度は営業損益、経常損益、純損益とも赤字でした。

なお、第2四半期に、6億7300万円の為替差益を計上いたしました。円安をヘッジするデリバティブ取引、期末時点の為替評価替えなどで生じたもので、今後の為替相場の状況により変動します。

今期は、国内定期便5路線30往復60便を運航し、就航率は前年から0.1ポイント減の99.0%、定時出発率は3.3ポイント増の94.2%でした。保有機数はA320が9機で、設備投資は航空機予備部品などを取得していますが、重要な設備投資はありません。

第2四半期は、3月に実施した路線組替、新たに導入した運賃種別「そら旅」シリーズが奏功し、集客が順調に推移し、レベニューマネジメントなどの営業強化の取り組みから、営業収入は堅調たったとしています。費用面は、営業強化による販売費が増加したものの、当初の想定レートより原油価格が下落し、円安進行が一服していることから、燃料費や外貨建ての整備費が抑えられました。

こうした状況を受け、通期の業績予想は5月1日発表の予想から売上高で4億円、営業利益5億9000万円、経常利益5億円、当期純利益6億円、上方修正しました。

■スターフライヤー連結業績予想 (5月->10月予想、いずれも百万円)
売上高:34,100 -> 34,500
営業利益:380 -> 970
経常利益:1,180 -> 1,680
当期純利益:820 -> 1,420

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