パプアニューギニアのPNGエア、ATR 72-600初号機を受領 コンビ仕様

パプアニューギニアのPNGエア、ATR 72-600初号機を受領 コンビ仕様

ニュース画像 1枚目:PNGエア ATR 72-600 コンビ仕様
© ATR Aircraft
PNGエア ATR 72-600 コンビ仕様

ATRは2015年11月5日、パプアニューギニアのPNGエア(エアラインズ・ピーエヌジー)にATR 72-600を引き渡したと発表しました。2014年に7機発注した初号機で、2017年までにさらに6機が引き渡しされる予定です。PNGエアはこの確定発注に加え、14機のオプション権も保有しています。

PNGエアはこの新機材により、36席のターボプロップ機を更新します。今回のATR 72-600は「コンビ」仕様で、客席は44席と貨物搭載スペースが設けられています。これにより、PNGエアは柔軟な運航体制を整えることができます。

また、ATR-600シリーズの選定は、パプアニューギニアの短距離、未舗装滑走路を使用することができる性能、ディスパッチの信頼性の高さによるものでした。

なお、PNGエアはこれに先立ち11月4日、ATRとグローバル・メンテナンス契約(GMA)を締結しました。長期の包括的サポートパッケージを提供する内容で、ライン整備、プロペラ、着陸装置、リーディングエッジのメンテナンスなど部品のオーバーホール、エンジニアリング・サービスの大部分を網羅します。GMA契約は12年間で、提供するサポートは、ATRのシンガポール拠点からPNGエアの本拠となるポートモレスビーへ部品供給を行ないます。

PNGエアはこの契約を通じ、新機材のATR 72-600は同社の成長戦略を支えるものとなるとしています。この保守契約を通じ、信頼性の高い製品、フレンドリーなサービスをリーズナブルな価格で提供を受け、顧客の期待に応えられるとしています。

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