南スーダンで墜落のАn-12、機体延命のメンテナンスなどが実施されず

南スーダンで墜落のАn-12、機体延命のメンテナンスなどが実施されず

南スーダンで現地2015年11月4日、An-12貨物機がジュバ空港を離陸直後の800メートル付近で墜落、大破しました。タジキスタンのアジア・エアウェイズがアライド・サービス向けに運航していた機材で、生存者がいるとの報道の一方、搭乗者数が錯綜しており死者は40名にも上ると見られます。

この事故について、アントノフは11月5日付で声明を発表、哀悼の意を表しています。同社によると、機体記号(レジ)「EY-406」は、1971年2月26日にタシュケント・エアクラフト・プロダクション工場で製造された機体で、製造番号「01347704」です。

アントノフはこの機体について同社が管理するデータによると、飛行が可能な状態で無かったとしています。具体的には、オペレーション・マニュアルに従い、安全性を確保するため機体寿命の延命対応などの定期メンテナンスが期間内に行なわれていないと発表しています。

国際民間航空機関(ICAO)の要件に従い、航空機が墜落した国の航空当局となる南スーダン、運航するタジキスタンと共同で今後、アントノフも事故調査に協力するとしています。

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