NATOで大規模な航空軍事演習開催中

NATOで大規模な航空軍事演習開催中

ニュース画像 1枚目:トルコ空軍のF-16
© NATO
トルコ空軍のF-16

NATOでは2015年10月19日から11月6日まで、「トライデント・ジャンクチャー 2015」演習を実施しています。

トライデント・ジャンクチャーは、10年以上開催されているNATO最大かつ意欲的な合同演習で、今回は16の加盟国と3つのパートナー国から、160機以上の戦闘機、空中給油機、輸送機、ヘリコプター、観測機、無人機などが参加しています。拠点となる基地は、イタリアとスペイン、ポルトガルにある15の基地です。

演習では守備的・攻撃的航空作戦や空中給油、戦闘捜索救難、地上・海上部隊支援、空輸作戦など多岐にわたります。10月21日から28日には、ポルトガルのベージャ基地からポルトガル空軍のF-16が、同国モンテレアル基地を離陸した仮想敵機を、スペインのトレホン基地からのAWACSの支援を受けて迎撃するなど約340回のフライトがありました。

演習が大規模なため、ホスト国とNATOは欧州航空航法安全機構(EUROCONTROL)と緊密に調整し、民間機の飛行の安全を図りました。

イギリス空軍は、この演習にタイフーンの第1戦闘飛行隊とトーネードの第31飛行隊をスペインのアルバセテ基地に派遣し、E-3Dセントリー2機とボイジャー空中給油機1機を同国トレホン基地にに派遣しています。

フランス軍もミラージュ2000-5 3機と海軍艦艇、ドイツ空軍もトランザール輸送機などを参加させています。

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